【レッスンメモ】3拍子は難しい?

レッスンメモ

こんにちは、山本彩菜です。
お盆はいかがお過ごしでしょうか^^

レッスンでの気づきや工夫を記録する“レッスンメモ”。
初回となる今回は、
3拍子の曲のレッスンについてお話していきます♬

4拍子と3拍子

簡単に説明すると、「拍(はく)」とは、
一定時間ごとに刻まれる音楽の単位です。

リズムは、この刻み(拍)に乗って進みます。

そして「拍子(ひょうし)」とは、
何拍かごとに強点(強い拍)を設定して
拍の流れを整えるものです。

4拍子は
①・2・3・4 ①・2・3・4 ……

3拍子は
①・2・3 ①・2・3 …… となります。

3拍子は難しい?

この春からピアノを始めた生徒さんたち、
年齢を問わず、3拍子の曲に慣れるのが難しいようで……
「チューリップ」や「メリーさんの羊」など、
馴染みのある童謡の多くは4拍子ですよね。

リズム練習や歌では出来ていても、
①・2・3・◎ ①・2・3・◎ ……
というように、3拍目から1拍目の間に◎(無意識4拍目)が入ってしまいます。

拍子の違いを感じよう

「ぞうさん」を一緒に歌う

初めて3拍子の曲に取り組む生徒さんには、まず、
「チューリップ」などの4拍子の童謡を一緒に歌いながら、
指で「1・2・3・4」と数えてみせます。

そのあと、3拍子の童謡「ぞうさん」を一緒に歌いながら、
指で「1・2・3」と数えてみせます。

よく知っている曲で説明するので、
小さい生徒さんでも拍子の違いに興味をもってくれます。

指揮を振ってみる

オーケストラの指揮者になったつもりで、
4拍子と3拍子の指揮を振ってみます。

大きい生徒さんは自分で、
小さい生徒さんは私が手を取って一緒に振ります。

4拍子の指揮は少し難しいですが、
3拍子の指揮は三角形に振っていくので楽しいですよ^^

3拍子を弾いてみよう

違いを理解して、リズム練習や歌では出来ても、
ピアノで弾くと無意識で4拍子になってしまう……

そんなときは「肩を触ってもいいかな?」と確認して、
弾いている生徒さんの肩をそっとたたいて拍を取ります。

ぽん、ぽん、ぽん……と私のたたく拍に乗って、
3拍子で弾けるようになる生徒さんが多いです。

徐々に感覚をつかんで、ひとりでも弾けるようになると良いですね^^

まとめ

日本に住む私たちにはあまり馴染みのない、3拍子。
しかし生徒さんは、ワルツやメヌエットなど、
素敵な3拍子の曲にたくさん触れていくことになります。

始めたばかりの生徒さんが少しでも弾きやすくなるように、
まだまだ研究していきたいと思います♬

タイトルとURLをコピーしました